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この頃のおもちゃ
12ヶ月前後になると、つかまり立ちが始まり、親の私たちにとっても待ち遠しかったよちよち歩きが始まります。

やっと人間としてはじめての二足歩行です。
よちよち歩きの補助としての押し車は、どしっとした重めの木製品で、車輪の回転があまり軽やか過ぎないもの、少々動きが重いぐらいのもののほうが良いです。
プラスティック製の押し車は転がりが良いので、赤ちゃんの足がしばしば追いつかない場合があることと、色や飾りが派手なものが多いので気を散らすようですのでお勧めできません。

よちよち歩きが始まりますと、子どもの行動範囲がぐんと広がり、それにつれて見るもの、触れるものの世界も広がります。自分で動けるようになったことで出会っていくたくさんの「はじめてのもの」「あたらしい出来事」たち―――。
この出会いを積極的に取り入れて自分のものにしていく中で、「自分」がわかり、「他者」もわかり、言葉や情緒や社会性などが“遊び”のなかで徐々に育まれていきます。
子どもの発達状態や運動能力に見合った遊び(おもちゃ)が与えられていないと、モノ(おもちゃ)はいっぱい手元にあるのに、遊べていない、遊びは手に入っていない子どもが多いようです。

単純なことを何度も何度もくりかえしくりかえし遊ぶうちに、指の使い方を覚え、身体の使い方を覚え、おぼえることを覚え、失敗も成功も体験して、一歩一歩確実に前進していきます。

単純な形だけの積木や、お座りして手で転がしたりハイハイや覚えたてのあんよで追いかけていけるような小さめのボールや、あるいは初めてのお絵かきとして、舐めても安全な天然素材で作ったクレヨンでを使って、自由に手を動かしその軌跡としての色を楽しむ等といったようなことが、この頃のお子さまにさせてあげてほしい遊びです。

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