ご家庭での遊びについて

子どもたちの成長において、遊びは非常に大切です。遊びの中から気づきをみつけ、創造力を鍛え、社会性も身に付けていきます。積み木遊びや絵画、ごっこ遊びなど遊びは様々ですが、一番大切なのはご家庭での遊びです。

ご家庭での料理を想像してください。親御さんは毎日、家族の栄養を考えて献立を考えると思います。子どもたちに必要な栄養は何かな?子どもたちが喜んでくれる料理は何かな?っと毎日一生懸命考えられると思います。ハンバーグが好きなお子さんがいたとしても、毎日与えるようなことはしないと思います。高級な食事もたまにはされると思いますが、毎日続くとうんざりします。また、今日の献立は何にする?っと子どもたちに聞くようなことはせず(たまにあるとは思いますが)今必要なものを考えて与えていると思います。

おもちゃも同じです。前回お話させて頂きましたが、子どもたちの月齢にあったものを親御さんが、必要なモノを必要な量与えることが重要です。そのためにはまずはご家庭での遊び、おもちゃ選びが重要だと私は考えますが、いかがでしょうか?

ご来店いただいたお客様によくお勧めする、童具館のカラーボールという商品です。木のお椀と6色のカラーボールという極めてシンプルなおもちゃです。ボールは子どもたちの手にすっぽりはまる直径4㎝ほどの大きさです。このおもちゃは対象年齢6カ月からなのですが、何歳まで遊べると思いますか?

最初の6カ月は握って感触を確かめながら、親御さんとのコミュニケーションの道具として使います。手にすっぽりはまる木の感触は赤ちゃんには心地よいものです。また球体はどこから見ても形が変わりませんので、赤ちゃんでも理解しやすい形です。さらにプラスチックやゴムなどと違って静電気が発生し、ゴミやホコリが付着することはありませんので、なめても安全です。

ハイハイの時期になってきて、赤ちゃんの目の届く範囲で転がしてあげると喜んで追いかけるようになります。ハイハイの時期が長ければ長いほど、子どもたちの足腰は鍛えられ、転びにくくなります。遊びが変化することで、子どもたちに与える影響も変化しましたね

もう少し大きくなって、少しづつ会話が出来るようになると、ごっこ遊びの道具として遊ぶようになります。オレンジはみかん・緑はメロン・黄色はレモンなどに見立てて果物屋さんごっこなんかに使っていきます。

更に私が驚いたことには、小学2年生の子どももこのおもちゃで遊んでいます。どんな遊び方をする思いますか?お椀の中に球を全ていれてひっくり返し、コマとして遊んでいるのです。このおもちゃをコマとして遊ぶ発想が私にはなかったので、これを見たときは驚きました。

このように一つのおもちゃでも成長によって遊び方は変わってきます。そこには子どもたち特有の創造力であったり、気づきであったりと様々な可能性がある訳ですが、それを引き出してあげられるのは・・・、やはり親御さんですよね。

子どもたちに将来こうなって欲しい、こんな素敵な人間になって欲しいと思うのは親であればだれでも思うことです。で、あるならば、子どもたちの成長に欠かせない遊びに使用する道具であるおもちゃ選びは、食事と同じぐらい大切なものだと私は思います。しっかりとお子様の成長を考え、何が今必要か?家庭での遊びで必要なものは何?など、食事と同じように考えてみませんか?

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